公開日 2018年06月10日
- 立川グランドホテル
- 日本教育会館
協会は4月25日(立川グランドホテル)、26日(日本教育会館)の2回にわたり、「新点数Q&A説明会」を開催。会員・従業員等のべ750人が参加した。
説明会では、かかりつけ医機能強化を狙った初診料の機能強化加算、診療科目に制限なく設定された妊婦加算、拙速との声が多いオンライン診療と電話再診の関係、薬剤を巡る改定では分割調剤、抗菌薬の適正使用、そしてベンゾジアゼピンの使用制限、向精神薬の処方料・処方せん料の減算規定など、会員から質問の多い項目について解説した。
今次改定も告示・通知の遅れが目立ち、介護報酬の告示・通知が3月末までずれ込むなど、周知期間が確保できない事態も生じた。協会は、医療・介護の現場に大きな混乱をもたらす改定内容の周知の遅れに対して強く抗議する。今後、新点数の算定開始月を遅らせることなどを含めて、抜本的な改善を求めるとともに、会員から寄せられている様々な意見を集約し、全国の協会・医会とも共同して、診療報酬の不合理是正を求めていく。引き続き会員各位のご理解、ご協力をお願いしたい。
(『東京保険医新聞』2018年5月5・15日合併号掲載)