9/22(土) めまい・失神の診断〔循環器研究会・中央講習会 共催〕

公開日 2018年07月27日

日時

9月22日(土)

15:00~15:45 第438回 循環器研究会「その患者さんのめまい、失神、何科に依頼しますか?」
15:55~17:15 中央講習会「脱・思い込みめまい診療~めまいは内耳とは限らない~」
17:20~17:50 総合質疑
18:00~ 懇親会(別会場・別途会費)

「めまいがする」と患者さんが訴えると、すぐに耳鼻科に紹介してしまう医師も多いのではないでしょうか。めまいと言っても、実は失神だったり、脳血流障害によることも多いのです。誤診してしまうと、患者さんの命にかかわりかねません。この鑑別という観点から、本研究会を企画しました。循環器内科の先生と、耳鼻科・内科の先生にそれぞれお話しいただきます。終了後には講師を囲む懇親会も予定しています。なお、ご希望の講演だけ受講することも可能ですが、質疑はまとめて行います。

第438回循環器研究会(15:00~15:45)

演題:その患者さんのめまい、失神、何科に依頼しますか?
講師:総合東京病院 循環器内科医長 滝村 由香子 先生


失神は脳への血流減少によって引き起こされる一過性の意識消失です。40%の人が人生で一度は失神を起こすといわれています。不整脈外来ではめまい、失神の相談を多く受けますが最も多いのは迷走神経反射で、神経の調節障害が原因で起こるものです。心原性のめまい、失神は特に危険歳が高く、見落とすと重大な問題になりかねません。まずは心原性を疑い、見抜くことが診察のfirst stepとなります。多くのめまい、失神の中から少数の心原性を拾い上げる臨床的手掛かりと診断ツールについてお話します(滝村)。
中央講習会(15:55~17:15)

演題:脱・思い込みめまい診療~めまいは内耳とは限らない~
講師:額田記念病院顧問 内科 元横須賀共済病院 内科部長 中山 杜人 先生


今でもめまいの9割は耳鼻科的めまい、頭位変換のめまいは良性発作性頭位めまい、回転性めまいならメニエール病、CT、MRが正常なら内耳からのめまいという思考プロセスが多い。しかし高齢人口が世界最速で進む中、中年も含めて危険因子、動脈硬化を背景に危ないめまいや、椎骨脳底動脈系の血行不良、中枢性発作性頭位めまいが生じやすい。頸椎異常や首・肩こりも血行不良を介して脳からのめまいに十分関与しうることも言及したい(中山)。
総合質疑(17:20~17:50)
懇親会(18:00~)
会場近隣の飲食店で開催・参加費別途

参加費

無料
懇親会の参加費は別途。

定員

90人(定員に達した場合締め切ります)

会場

協会セミナールーム

申込み

(1)医療機関、(2)参加者名、(3)人数、(4)電話番号、(5)FAX番号、(6)参加する講演、(7)懇親会参加の有無を明記の上、FAX(03-5339-3449)まで。

※ホームページからのお申し込みはこちら

共催

研究部・循環器研究会

問合せ

研究部
TEL:03-5339-3601/FAX:03-5339-3449

地図

協会セミナールーム