12/1(土) 中央講習会「抗菌薬処方の適正化のために」

公開日 2018年10月25日

2018年度診療報酬改定では、小児科外来診療料と小児かかりつけ診療料に抗菌薬適正使用支援加算が新設されましたが、同加算の算定要件には「感染症に係る研修会に年1回以上参加していること」があります。保険医協会として要件を満たす研修会を企画しました。多数ご参加くださいますよう、ご案内申し上げます。

日時

2018年12月1日(土) 16:00~18:00

概要

 今年の診療報酬改定では小児科で抗菌薬適正使用支援加算が導入された。今後各科に亘り抗菌薬使用についてエビデンスが求められることが想定される。抗菌薬処方の適正化を研究する会として企画した。

 終了後には講師を囲む懇親会も予定しています(参加費別途)。

テーマ・シンポジスト

講演1(16:00~16:30)

演題:検査試薬はどのように開発され市場に出るのか
講師:デンカ生研株式会社試薬研究開発センター青木 智 氏


 検査試薬が体外診断用医薬品と呼ばれるようになって30年余りたちました。単に検査試薬と言われていた当時は、申請 承認等様々手続きを必要とせず、供給体制が出来れば市場で流通していました。現在は様々な手続きを必要とし検査結果に責任を持てる信頼ある検査試薬(体外診断用医薬品)となっています。
 当時、感染症診断と言えば血清抗体価を主で、感染症によっては検査結果が判った時には、既に完治している事が日常的にありました。
 近年、迅速診断用として培養なしで抗原を検出する体外診断用医薬品が大きな比重を占め、日常的に使用されるようになり感染症診断補助に寄与する事になりました。合わせて体外用診断医薬品を開発製造販売する企業として大きな責任を持つ事になりました。
 今回は企業としてどのような手続きを踏んで設計開発発売に至るまでを簡単に紹介いたします。
 体外診断用医薬品について理解頂ければ幸いです(青木)。

講演2(16:30~18:00)

演題抗菌薬、使うべきか、使わざるべきか、それが問題だ!
講師:藤沢御所見病院院長・和歌山県立医科大学名誉教授 山中 昇 氏


2016年4月に制定された薬剤耐性(antimicrobial resistance: AMR)対策アクションプランの中で抗微生物薬の適正使用が極めて重要であることが強調されている。この中で「適正使用」に相対する「不適正使用」を「不必要使用」と「不適切使用」に大別している。たとえば、急性咽頭炎患者を目の前にして、抗菌薬を「使うべきか」「使わざるべきか」と悩み、「使うべき」と考えた際に、次に適切使用と不適切使用を分ける「標準的な治療」とは何かとまた悩むことが少なくない。本講演では今まで蓄積されたエビデンスに基づいて、上気道感染症を中心に抗菌薬の適正使用について解説したい(山中)。

会場

新宿NSビル 30階 Room 1・2 (JR新宿駅西口 より徒歩10分)

対象

会員医療機関

参加費

無料

定員

150人(先着順)
定員になり次第、お申し込みを締め切らせていただきます。

申込み

(1)医療機関、(2)参加者名、(3)人数、(4)電話番号、(5)FAX番号、(6)参加する講演、(7)懇親会参加の有無を明記の上、FAX(03-5339-3449)までお願いします。

※ホームページからのお申し込みはこちら

主催・問合せ

研究部
TEL:03-5339-3601/FAX:03-5339-3449

地図

NSビル