厳しさ続く新規指導―約1割が再指導

公開日 2018年11月21日

協会の開示請求で判明

協会による厚生局東京事務所への開示請求で、2017年度実施分の個別指導と新規個別指導の結果が明らかになった。
新規個別指導は全体で449件実施され、中断3件と通知未発61件を除いた385件中33件(約9%)が再指導となり、近年高止まりの傾向が続いている(表1)。

表1 新規指定医療機関の指導結果内訳(東京都)
  2015年度 2016年度 2017年度
概ね妥当 85件(25%) 39件(13%) 52件(14%)
経過観察 234件(68%) 224件(77%) 300件(78%)
再指導 26件(8%) 30件(10%) 33件(9%)
中断 0件 0件 3件
合計 345件 293件
(他に通知未発62件)
385件
(他に通知未発61件)

個別指導は、全体で110件実施され、中断と通知未発の15件を除いた95件中36件(約38%)が再指導となった。50%以上が再指導となった2015年度、2016年度から比べると減少しているものの、依然として高い傾向が続いている。

再指導の指摘事項

新規指導の結果、再指導となった事例で多く見られる指摘事項(表2)は、初・再診料では、・・・

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(『東京保険医新聞』2018年10月5日号掲載)