江戸川支部例会を開催―雇用トラブルを防ぐポイント

公開日 2018年12月20日

[写真]江戸川支部例会


江戸川支部は10月9日、つきじ植むら 船堀店で例会を開催し5人が参加した。

田﨑ゆき支部長の挨拶の後、保険医サポートセンター所属の石田仁社労士が「スタッフ雇用の基礎知識」と題し、労働基準法などの法令をふまえた労務管理のポイントを解説した。そのなかで特に、雇い入れる段階において書面で雇用契約を締結することが重要であると説明した。

その際、退職金の有無や賞与についても明記しておくことが、後にトラブルを起こさないためのポイントであると強調した。

参加者からは、「看護師を採用したが、すぐに近隣の病院に転職するという事例が何年も続き、大変苦労した」「大学では医学を中心に勉強するが、開業にあたっては法律や経済など、幅広い知識が必要だと感じた」等の経験が語られた。

最後に、酒井均副支部長が「日々の診療に集中していると、雇用管理に苦手意識を持っていた。学んだことを生かして、医院のスタッフと良好な関係を築きながら診療に取り組みたい」と挨拶し、閉会した。

 

(『東京保険医新聞』2018年11月5日号掲載)