【シリーズ活動紹介⑰】地域医療部

公開日 2020年03月03日

よりよい医療をめざして

「多くのご参加をお待ちしています♪」

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部長 森本 玄始

 地域医療部は、誰もが豊かな人生を過ごせるよう、医療・介護・福祉の充実を求める活動を行っています。

 たとえば、都内各自治体における子ども医療費助成制度調査、予防接種助成状況調査を実施し、こうした調査結果にもとづき国や都に対して要請活動を行っています。直近では「職域での風疹第5期定期接種の推進を求める緊急要望書」、「B型肝炎ワクチンに係る要望書」を厚労大臣宛に提出しました。

 さらに、2019年度は妊産婦医療費助成制度や開業医の働き方調査を行いました。働き方調査結果をもとに実施した誌上座談会「医師の働き方と地域医療のこれからを考える」の内容は、『診療研究』6月号に掲載する予定です。どうぞ楽しみにお待ちください。

 在宅医療や終末期医療など、地域医療に関わる分野を取り上げた研究会等の開催も活動の大きな柱です。今年度は小松美彦氏(東京大学大学院 人文社会系研究科 死生学・応用倫理センター教授)を講師に「『人生の最終段階における医療・ケアの決定プロセスに関するガイドライン』をどう見るか」、研究部と共催で岡部信彦氏(川崎市健康安全研究所所長)を招き「これからのHPVワクチンをどう考えるか―岡部の提言と皆様のご意見―」を開催しました。

 6月17日には「がんと診断された患者から相談を受けたら」をテーマに研究会を開催します。このほか、都立病院独立行政法人化の問題や、在宅酸素利用中の方の非常用電源についての研究会なども検討中です。

 研究会へのご参加はもちろん、企画運営にご興味がありましたら、お気軽に部会にお越しください。お待ちしています。

(『東京保険医新聞』2020年2月15日号掲載)