公開日 2020年07月02日
2020年7月5日投開票 都知事選挙 候補者アンケート
| 協会は、東京都知事選挙に立候補した主要５候補に政策アンケートを実施した。6月18日までに宇都宮けんじ氏、小池ゆりこ氏、山本太郎氏から回答を得た（掲載順は50音順）。小野たいすけ氏、立花孝志氏については期限までに回答がなかった。 | 宇都宮 けんじ 氏 |
小池 ゆりこ 氏 |
山本 太郎 氏 |
| 1．社会保障費の拡充 コロナ禍で収入が減少している医療機関を守るために、不急の大規模開発を見直し、医療・介護・福祉などの社会保障費を拡充することについて |
賛成 | 魅力と強さを兼ね備えたまちづくりのため、感染症と風水害・地震など複合災害への対応強化など、必要な開発は進める。一方、大規模開発に限らず、見直すべきは見直し、必要な事業に適切に財源を振り向けることは必要 | 賛成 |
| 2．保健所機能の拡充 保健所の設置数や人員体制を増やし、保健所機能を拡充することについて |
賛成 | 特別区は各区が設置、東京都は市町村6カ所および島しょ部に設置。都は保健所に対し、人員派遣や業務の効率化支援を行っており、都内全保健所と一体的に情報管理体制強化や業務効率化等を実施 | 賛成 |
| 3．都立・公社病院の独立行政法人化 感染症、災害、周産期、難病などの行政的医療を担う都立・公社病院を独立行政法人化することについて |
反対 | 賛成 行政的医療を安定的・継続的に提供するためにも独法化が必要 |
反対 |
| 4．こども医療費助成制度の拡充 多摩格差の原因である窓口負担200円と所得制限を撤廃することについて |
賛成 | 多摩地域の各自治体の地域の実情に応じた判断を尊重 | 賛成 |
| 5．健康保険料の軽減 コロナ禍で生活に困窮する都民について国保料や後期高齢者医療保険料を引き下げることについて |
賛成 | 都としては都税や水道料金の猶予等を実施 | 賛成 |
|
6．上下水道の民営化 |
反対 | 都民サービスの維持・向上の観点から最適な手法に関し、幅広く検討 | 反対 |
| 7．東京都へのカジノを含むIR（統合型リゾート施設）誘致 ギャンブル依存症を増加させるおそれがあるカジノを含むIR誘致について |
中止すべき | メリット・デメリットを総合的に検討 | 中止すべき |
| 8．羽田新飛行ルート 都心を低空飛行し、騒音被害や落下物の危険性がある羽田新飛行ルートについて |
見直すべき | 東京の国際競争力強化に資すると考えるが、丁寧な情報提供や騒音対策・安全管理の徹底を国に申し入れている | 見直すべき |
| 9．原子力行政の刷新 早期にすべての原発を廃止することについて |
賛成 | 国レベルで議論、検討がなされるべきもの | 賛成 |
| 10．2021年 東京オリンピック・パラリンピックの開催 | 感染症対策の専門家が2021年東京オリンピック・パラリンピックの開催が困難であると判断した場合は、IOC（国際オリンピック委員会）に中止を働きかけます | 賛成 都民・国民の理解や共感が得られる形での開催を目指す |
中止すべき |
（『東京保険医新聞』2020年6月25日号掲載）
