2024年7月7日投開票 都知事選挙候補者アンケート

公開日 2024年06月26日

2024年7月7日投開票 都知事選挙 候補者アンケート

※敬称略

協会は、東京都知事選挙に立候補した主要候補に政策アンケートを実施した。6月18日までに小池百合子氏、清水国明氏、田母神俊雄氏、蓮舫氏から回答を得た(掲載は50音順)。 小池 百合子 氏
清水 国明 氏
田母神 俊雄 氏
蓮舫 氏
1.社会保障費の拡充
医療・介護・福祉などの社会保障費を都が拡充することについて
超高齢社会に突入する中、安心な長寿社会を創るため、財政の持続可能性に配慮しながら、必要な施策を実施する必要があります。 賛成 賛成 賛成
2.健康保険料の軽減
都の財政支援を強化し、国保料や後期高齢者医療保険料を引き下げることについて
都民の負担軽減は重要な視点と考えます。都は国に、国保の構造的な問題の抜本的解決を提案要求しています。 賛成 賛成 賛成
3.こども医療費助成制度の拡充
多摩格差の原因である窓口負担200円と所得制限を撤廃することについて
制度上、多摩地域の各自治体において判断すべきですが、所得制限の撤廃は重要な視点と考えます。 賛成 賛成 賛成
4.補聴器の購入に対する助成
補聴器の購入に対する助成制度を都として創設することについて
都は今年度より、区市町村の補聴器購入助成費用の1/2を補助する「高齢者聞こえのコミュニケーション支援事業」を新たに創設するほか、加齢性難聴に係る普及啓発など早期発見、早期対応に係る経費を新たに全額補助するなど、高齢者の聞こえに対する支援を強化しています。 賛成 賛成 賛成
5.健康保険証の廃止
2024年12月2日以降、健康保険証の発行が停止(=廃止)されることについて
都民や現場に混乱をきたさない形での制度移行が望ましいと考えています。 仕組みの完成度をしっかりと見ながら、デジタル格差等を生まないよう都民の声を聞いて適切なタイミングを判断するべきだと思います。 反対 反対

6.都立病院における行政的医療
都立病院における感染症、災害、周産期、難病などの行政的医療に対して都が積極的な役割を果たすことについて

賛成 賛成 賛成 賛成
7.保健所機能の拡充
保健所の設置数や人員体制を増やし、保健所機能を拡充することについて
最前線で日夜奮闘する保健所の負担軽減・機能拡充は重要であり、様々な意見があることは承知しています。都は来年度から、多摩地域の都保健所に市町村との連絡組織を新設するなど、コロナ禍での知見も踏まえた保健所の体制・機能の強化を図っています。 賛成 賛成 賛成
8.PFASによる汚染・健康被害への対応
PFASの汚染源を把握し、希望する都民に血液検査や健診を公費で実施することについて
国の食品安全委員会によれば、血中濃度の結果からPFAS の摂取量等を推測することは現時点では困難とされており、国における知見の充実を含め、動向をしっかりと注視していきます。 賛成 賛成 賛成
9.東京都へのカジノを含むIR(統合型リゾート施設)誘致
ギャンブル依存症を増加させるおそれがあるカジノを含むIR誘致について
メリット・デメリットを総合的に検討していく必要があると考えます。 メリットとデメリットについて、より深く都民の声を聞きながらしっかりと分析する必要があると思います。 回答なし 反対
10.食料の備蓄
首都直下地震等の災害に備え、都が備蓄する食料を増やすことについて
賛成 賛成 賛成 賛成

(『東京保険医新聞』2024年6月25日号掲載)