公開日 2026年02月27日
協会は2月14日、協会セミナールームで支部長会を開催(WEB併用)し、17支部の支部長及び支部長代理が出席した。
はじめに、須田会長から挨拶があり、「2025年10月に発足した高市内閣は患者負担を増やすことで現役世代の負担を軽減すると謳っているが、治療費を助け合って負担する医療保険制度の趣旨に反している。また、現役世代と高齢世代の対立も煽るべきではない。医療従事者の最低賃金の大幅増および社会保障への公費支出の底上げが必要だ」と述べた。続いて、須田会長が2026年度協会事業計画案、日下部会計部長が同予算案の基本方針について報告した。
懇談では、出席者からそれぞれの支部の状況や日常の診療等について発言があった。支部や協会の活動については「OTC類似薬の患者負担増を阻止する運動を引き続き進めてほしい」「支部例会、総会の参加者を増やすため、開催形式やテーマを工夫していきたい」といった意見や「ざっくばらんに語る会やワイナリー見学バスツアーに参加し会員同士の親睦を深めることができた」「協会主催の研究会・講習会を積極的に活用している」などの声が寄せられた。
マイナ保険証については、カードリーダーの顔認証システムが小児患者の兄弟の顔を誤認識した事例が紹介され、「個人情報を扱うシステムとして精度に疑問がある」との指摘があった。また、学級閉鎖が起きるほど小児の間でインフルエンザが流行していることを背景に、保険請求上のインフルエンザおよびCOVID―19検査の算定上の留意点に関する意見交換が活発に行われた。
その他、ベースアップ評価料の届出の煩雑さや来院患者の減少、「医師偏在是正」策を含む改正医療法の施行を控えた駆け込み開業の増加の懸念、日本語が話せない外国人への診療等の課題が話題にあがった。
2026年度は診療報酬改定の年に当たるため、中医協で議論されている最新の内容を情報提供し、再診料の僅かな引き上げやベースアップ評価料の変更点、新設される物価対応料などについて議論を交わした。
最後に吉田副会長から挨拶があり、盛況のうちに閉会した。

各支部の代表者が、地域の実状や身近な日常診療での話題について発言し、意見交換した(2月14日、セミナールーム)
(『東京保険医新聞』2026年2月25日号掲載)


