練馬支部総会 診療報酬改定について情報共有と意見交換

公開日 2026年03月09日

 練馬支部は2月18日、区内のかごの屋練馬区役所前店で総会を開催し、会員と従業員あわせて10人が参加した。

 冒頭、永田雅文副支部長から、「診療報酬改定を控えているので、内容を共有する場にしたい」と挨拶があり開会した。総会議事に続いて、診療報酬改定に関する情報提供と意見交換を行った。

 基本診療料の改定では、再診料1点の引き上げと、本体部分から分離した物価対応料の新設となった。「初・再診料の引き上げといった一部報道もあるが、届出制の加算やベースアップ評価料の算定によって実現することを考えると、実質マイナス改定だろう」との意見が出た。また、特定機能病院等から紹介を受けた初診患者に算定する特定機能病院等紹介患者受入加算(60点)や、生活習慣病管理料の変更点について活発に意見交換をした。

 また、OTC類似薬の患者負担増について、「患者が仕組みを理解できるか心配だ」「制度が浸透するまで、医師から患者への説明が負担になる」「患者数の減少につながる可能性があり不安だ」といった声があった。

 当日は2月13日に発出された改定案の答申を中心に議論されたため、後日発出される疑義解釈通知の内容の周知を要望する声が多数聞かれた。

 最後に吉田章副会長から、「今次改定の内容は、医師の仕事が全く評価されておらず、物価高騰などに苦しむ医療機関の減収分を補えるものではない。地域医療を充実させ、自院の経営も守るために活動していこう」と挨拶があり、盛会のうちに閉会した。

(『東京保険医新聞』2026年3月5日号掲載)