公開日 2026年10月19日
審査指導対策部では、日々会員医療機関から寄せられる保険点数請求や査定・減点、返戻のご相談、個別指導対策をはじめとする活動を行っている。2026年度は診療報酬改定があり、これをきっかけに多く入会いただいた。日常的に審査指導対策部には会員医療機関から多数問い合わせが寄せられている。
以下、代表的な活動を紹介する。今後協会を活用される際、または入会を検討するうえで、ぜひ参考にされたい。
保険算定の疑問は電話で確認
複雑になる一方の保険点数の算定について毎月2~4000件程を超える質問に電話でお答えしている。
2年に一度の診療報酬改定の際には電話での問い合わせに加え、『点数表改定のポイント』『新点数・介護報酬Q&A』といった書籍の配布、それを解説する新点数説明会を都内各地で開催している。
講習会を定期的に開催しているが、2026年度は10月24日(土)に個別指導対策講習会を開催するほか、11月28日(土)には在宅点数講習会を開催し、各点数の算定要件などの解説を行う予定だ。その他、毎年5月開講の初級医療事務講習会では、会員および事務職員を対象に全7回で保険点数算定の基本をわかりやすくお伝えしている。
10月15日(木)、29日(木)には初・再診料および医学管理料に特化した初心者向け診療報酬講習会を開催する。これらは会員医療機関であればすべて参加可能だ。

保険点数の算定やレセプト、カルテの記載、指導対策など、幅広
い問い合わせに事務局が対応している

2026年度の新点数説明会の模様(4月9日、たましんRISURU ホール)
納得のいかない査定・減点は再審査請求を
協会では、理由のわからない査定・減点事例を、毎月第2金曜日の審査指導対策部会で検討し、レセプト作成の要点等をフィードバックしている。協会には多くの復活事例が寄せられており、会員医療機関に情報提供している。
協会にお送りいただいた再審査請求書は、検討したのち協会からDX審査支払機構(旧支払基金)及び国保連合会へ提出している。再審査請求がオンラインでも可能になったため、提出書面を印刷することがない医療機関向けに協会でも検討用の専用書式 「オンライン請求医療機関用の再審査請求検討書」も用意している。
協会ホームページからダウンロードの上、協会まで事例を提供いただければ、前述の部会で検討する。寄せられる情報が多いほど、会員同士の助け合いを広げられるので、ぜひ協会へお送りいただきたい。
日頃からの個別指導対策を
開業医が受ける指導には、開業1年~2年経過した後に呼ばれる新規個別指導、患者や保険者からの情報提供などを理由に選定される個別指導、類型区分ごとにレセプト1件あたりの平均件数が基準平均点を超える医療機関のうち、上位8%の医療機関が対象となる集団的個別指導がある。
新規個別指導および個別指導においては、指導後の結果が、「概ね妥当」「経過観察」「再指導」に分けられる。協会は厚生局に毎年指導結果の内訳について開示請求を行い、本紙上で公表している。2025年度の結果は次号以降で掲載する予定だ。
会員同士の助け合い
協会は、会員から寄せられる日々の問い合わせから、会員医療機関が直面する困難や、政府・厚労省が進める医療政策の問題点を把握し、協会理念にある保険医の生活と権利を守る活動につなげている。協会創設当時から、一人ひとりの会員からの質問や査定事例、個別指導の経験について報告をまとめ、蓄積し、会員と共有する活動を重視してきた。
ぜひ忌憚ないご意見と、現場の声を協会へお寄せいただきたい。
(『東京保険医新聞』2026年10月15日号掲載)


