【社保情報】 改元に伴うカルテやレセプト等標記の留意点

公開日 2019年06月12日

 このたび、元号が平成から令和に改められた。これに際し、診療録、診療報酬請求書等、各種書類において元号表記とされている部分について、2019年4月22日付で、厚生労働省から通知「改元に伴う保険医療事務の取扱いについて」が発出された。

 今回の通知では、旧様式による用紙について、合理的に必要と認められる範囲内で、当分の間、訂正印や手書きによる訂正等により、これを取り繕って使用することができる、とされた。

 保険医療機関等から患者等に交付する文書についても、同様に有効なものとして取り扱うとされた。

 通知で示された対象となる書類は、診療録、処方箋、診療報酬請求書、診療報酬明細書、保険医療機関の指定申請様式、保険医療機関指定変更申請書、保険医登録申請様式、保険医登録票である。

 なおこの他、再審査請求書に関して協会が支払基金・国保連合会に確認したところ、5月16日時点で、社保はホームページに新様式が掲載されており、国保は改訂が済み次第掲載するとの回答を得た。各医療機関におかれては混乱のないよう、対応されたい。

(『東京保険医新聞』2019年5月25日号掲載)