保険医の生活と権利を守る東京保険医協会

国会行動―医師の働き方改革・維持期リハ存続で要請

公開日 2019年02月25日

初鹿明博衆院議員
初鹿明博議員(衆・立憲)
田村智子参院議員
田村智子議員(参・共産)
山添拓参院議員
山添拓議員(参・共産)


過労死ライン追認やめよ

協会は1月31日に国会議員要請を行い、吉田章副会長、細田悟理事が参加した。①勤務医の時間外労働を最大で年間2,000時間まで認める厚生労働省案の撤回、②維持期リハビリの存続を東京選出の国会議員に要望した。

厚生労働省は1月11日、医師の働き方改革に関する検討会に、病院勤務医の時間外労働の上限を提示した。この案には、2035年度末までの経過措置として、地域医療提供体制の確保の観点から、対象医療機関を限定した上で、年間1,900~2,000時間を上限とする特例措置が含まれている。
 

厚労省は時間外労働の上限を2,000時間とする根拠として、時間外勤務が1,920時間を超える医師が約1割いることを挙げているが、勤務医の多くが健康に不安を感じており、過労死も相次いでいるのが現状だ。この過労死ラインを遥かに超えた水準を暫定的な特例上限とするのではなく、まず過労死ライン以上の時間外労働をなくすための論議を進めるべきである。

懇談した国会議員からは、「勤務医が過労死ラインを超える労働を強いられている現状を追認するような提案では、改善につながらない。地域医療提供体制の確保というのであれば、その地域の医師をどのようにして増やすかという方法を考えなければならない」など、協会の要望に賛同する意見が出た。

また、維持期リハビリの存続を求める要望については「受け皿となるべき介護保険の通所リハビリテーションを新規に開業する医療機関が増えていないのが現状だ。必要なサービスを受けられないリハビリ難民が続出することが懸念されるのではないか」など、協会の要望に理解を示す声があった。

当日、協会が面談した国会議員/初鹿明博(衆・立憲)、田村智子(参・共産)、山添拓(参・共産)各議員および、古川俊治(参・自民)、末松義規(衆・立憲)、川田龍平(参・立憲)、宮本徹(衆・共産)、小池晃(参・共産)各議員秘書。

(『東京保険医新聞』2019年2月15日号掲載)