論説・コラム

  • 須田 昭夫(東京保険医協会政策調査部長)談話「投票して民意を示そう」 須田 昭夫(東京保険医協会政策調査部長) 11月16日投開票が実施された沖縄県知事選挙で自民党候補が大敗した。17日にはV字回復が公言された7~9月期のGDPが、前期比年率でマイナス1.6%に落ち込んでいたことを受けて、安倍晋三総理は18日衆議院を解散して12月14日に選挙を行うことを発表した。かねてから、支持率が低下する前に...論説・視点2014年12月05日
  • 申 偉秀 (練馬区・関町内科クリニック/協会理事)会員投稿 「筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群患者の日常生活困難度に関する実態調査」へ参加を 申 偉秀 (練馬区・関町内科クリニック/協会理事)   2015年1月の難病新法の施行を前に、厚労省は医療費助成対象として300疾患を選定中であるが、5,000とも言われる難病には患者数が多いなどの理由で助成対象疾患から除外される疾患も多く、「制度の谷間」問題が固定化する懸念がある。 患者数が30万人と推定される筋痛性...コラム2014年10月15日
  • 大飯原発【視点】司法は生きていた――大飯原発再稼動差し止め判決の意義 弁護士/福井から原発を止める裁判の会弁護団事務局長 笠原 一浩 1.判決言い渡し及びその経緯――司法は生きていた 福井地方裁判所は、去る5月21日、大飯原発3・4号機の運転差し止めを認める歴史的判決を言い渡しました。判決が言い渡された瞬間、弁護団や原告団事務局のメンバーが、それぞれ「差し止め認める」「司法は生きていた」...論説・視点2014年07月25日
  • 銀杏並木イメージ【銀杏並木】酒の甘辛 日本酒の味にも変遷があります。昭和40年代には米も人手も不足したため、原酒にアルコール、糖、水を加えて3倍にうすめた三倍増酒(三増酒)が飲まれました。甘いものが貴重品だったために、甘味のつよい酒が好まれたのです。味わうというよりも、飲酒という儀式のため、あるいは酩酊感のための飲み物だったのかもしれません。 世の中が落ち着き、ゆ...コラム2014年07月15日
  • 福島県福島市飯野町・生協いいの診療所/福島県保険医協会理事 松本 純福島県をおそった太平洋南岸低気圧~震災・原発事故から3年~ 福島県福島市飯野町・生協いいの診療所/福島県保険医協会理事 松本 純 福島第一原発事故から3度目の冬が訪れました。この2月の太平洋南岸低気圧による大雪は避難生活を続けている人々にとってひとしお身に染みたことと思います。 福島県の気候風土は太平洋岸の浜通り・国道4号線や新幹線の縦断する都市部中通り・雪国会津の三地方で大き...論説・視点2014年03月15日
  • 沖縄県保険医協会会長 仲里 尚実【視点】普天間基地は無条件撤去を 普天間基地の県内(辺野古、キャンプ・シュワブ)移設反対は怒涛のごとく広がり、昨年の1月にはオール沖縄の意志となっていました。全県の41市町村長・議会議長が連名で“普天間基地の県外移設”の「建白書」を安倍首相に手渡しました。 参院選でも自民党沖縄県連は“普天間基地の県外移設”と公約して立候補者を当選させました。 「そうは問...論説・視点2014年03月05日
  • 【銀杏並木】【銀杏並木】どの芽もすこやかに 赤ちゃんのとり違えが60年後に判明した事件があった。経済的に恵まれた家庭の第一子として育つべきだった男性は、引き取られた家庭の父親が早世したこともあり、母子家庭にありがちな経済的困難のなかで育てられた。 高校を卒業して職を得たが、学費のためのアルバイトが必須だった。あとから生まれた同胞たちが高学歴となり社会的地位を得ていたこと...コラム2014年02月05日
  • 須田 昭夫(東京保険医協会 政策調査部長)【視点】「先進医療」に便乗する民間医療保険 須田 昭夫 (東京保険医協会 政策調査部長) JA共済連は11月7日、「先進医療」にかかわる共済金を、医療機関に直接支払う覚書に調印した。契約相手はがん粒子線治療をおこなう指宿市の医学研究財団である。約300万円といわれる治療費を契約者が一時的に支払う負担が軽減されるという。しかし共済といえども、この覚書は民間医療保険のはじ...論説・視点2013年12月25日
  • 本間 照光  (青山学院大学 経済学部教授)TPP――「共済」で起きたことが全ての分野で起きる 本間 照光  (青山学院大学 経済学部教授) トリックル・ダウン!? 自らが儲けることがみんなのためになる、あまる手からこぼれる―トリックル・ダウン、したたりおちるというのです。トリックル・ダウンでしょうか、それともトリック、だましでしょうか。 自分たちで命とくらしを守り社会を改良することを許さない、儲...論説・視点2013年06月15日
  • 竹内 隆  (ルカ医院/中野区)【視点】憲法96条改定と日本の進むべき道 竹内 隆 (ルカ医院/中野区) 憲法改定への第一歩となる左記の96条改定論議が国会内で声高に行われ、改憲派の政治家達によって着々と進められている。 権力者による立憲主義の否定 制定以来一度も改定されなかった憲法に対し、改憲派の急先鋒である安倍総理はじめ麻生副総理等、憲法制定時の為政者の孫達が改定に向けて動...論説・視点2013年05月25日