保険医の生活と権利を守る東京保険医協会

私たちの考え

  • 全医師が団結して日本の医療制度を守ろう4月の診療報酬改定による影響の調査結果が出た。健康保険制度発足以来、初のマイナス改定の上に、深刻化する不況による受診抑制が重くのしかかった結果となった。 日医総研のデータによれば、総点数で3.86%、総件数2.13%、総日数3.81%のマイナスになった。当然、診療所、中小病院が軒並みマイナスだが、大病院のみ外来医療費がわずかにプラスになった。これ...主張2002年09月15日
  • 外来総合診療料の廃止と老人定率負担化による影響医学的なニーズが多様化し受診状況も変わり、医療も専門分化しているなかで、1人の患者の診療が1医療機関では対応しきれない事例が増えてきた。診療報酬は本来、1医療機関ごとの出来高算定であるべきで、これにより現在の受診状況等にも対応できるものである。 しかし、1996年の点数改定で老人慢性疾患外来総合診療料(以下外来総合と表示)が設定された頃から、患者...主張2002年09月05日
  • 今次国会を振り返って小泉首相が政権を担って1年余。 「まったなし」とばかりに、与党は健康保険法関連法を強行採決し、成立させてしまった。国会での審議は実に不十分なものであった。衆参両院の厚生労働委員会では審議を半ばにして強行採決し、参院本会議で与党単独採決という異例尽くし。国民の声をないがしろにした90余時間(衆参両院委員会)の審議であった。 昨秋の臨時国会では...主張2002年08月25日
  • 主病名記載通知の撤回を「記載せずとも罰則なし」初の診療報酬マイナス改定に苦慮している医療機関に、追い討ちをかけるように舞い込んだ一片の医療課長通知に、多くの医師たちは憤りを覚えた。 3月25日付けの主病名記載通知は、地区医師会を通じて3月末に伝達された。主病名の定義に関する疑問が噴出し、「主病名は原則としてひとつ」という内容に、医師たちは混乱した。高齢者は複数の慢性、難治性疾患を有するという...主張2002年07月25日
  • 診療報酬の再改定を求める政府・厚労省は健保制度史上初めての診療報酬マイナス改定を断行した。政府の発表では、医療本体でマイナス1.3%、薬価でマイナス1.4%、全体ではマイナス2.7%となっているが、4月、5月のレセプトを見ると、公称を上まわる引き下げとの実感がぬぐえない。 協会は5月14日に内科、整形外科、精神・神経科、耳鼻咽喉科、眼科を標榜する10床以下の開業医会員1...主張2002年07月15日
  • 病んだ国政にメスを防衛、有事、憲法第9条をめぐる議論については様々な立場があろう。しかし、「防衛庁リスト問題」とその後の見苦しい対応や、福田官房長官の「非核3原則見直し発言」等々をみる限り、国の信頼度は地に落ちたという他ない。 思想信条の別はさておくとしても、こうした状況にあっては有事関連3法案や個人情報保護法案などを論議する前提が既に崩れているといわざるを得ない...主張2002年07月05日
  • 健康増進法案の問題点「厚生労働白書」のサブタイトルは「生涯にわたり個人の自立を支援する厚生労働行政」であった。今回、健保法改正案とともに国会に上程されている「健康増進法案」は、この流れに沿って、自立自助を強調し、国の責任を後退させている点で、注目に値する。 目的として第1条に「国民の健康の増進の総合的な推進に関し基本的な事項を定める」としていて、予防、公衆衛生全般に...主張2002年06月25日
  • 日本の活力を削ぐ健保法等「改正」案健康保険法等改正案が厚生労働委員会(衆院)で審議されている。 有事関連3法案や個人情報保護法案等々多くの重要法案を抱え、さらに、政治家の数々の疑惑により、野党側の抵抗も強く、厚生労働委員会ばかりか国会での審議全体が遅々として進んでいなかった。5月29日、委員会審議が再開されたものの、重要法案の審議時間は、30~40時間を必要とするため、健康保険法...主張2002年06月05日
  • 医学的根拠のない新点数に抗議し、断固、再改定を求める「再診料が4回目から半分」「器具による消炎鎮痛等処置も5回目から半分」「後発医薬品を含む処方箋は2点高くなる」等々-2002年4月点数改定は、医学的に何の根拠もない驚きの内容である。特に再診料と消炎鎮痛等処置などで改定の影響を大きく受けた整形外科では、公称2.7%の10倍、20%以上の引き下げとなった医療機関もある。 以前の点数改定では、看護要員...主張2002年05月25日
  • 子どもたちの未来を考える数年前、デンマークの学校教育を視察し、全校自転車マラソンを知る。この行事は順位を競うのではなく、教師がペースメーカーとして走り、生徒はそれを参考に自分の判断で力の配分して完走を目指すというのだ。子どもが「それぞれの生き方がある」ことを学ぶという意味で感銘を受けた。 保育園を運営して毎日のように子どもたち(とくに乳児)と接すると、診察室で見るときと...主張2002年05月15日