論説・コラム
- [寄稿]検察庁法の改定は三権分立の破壊検察庁法の改定は三権分立の破壊 須田 昭夫(新宿区・須田クリニック) 東京高検の黒川弘務前検事長は本年2月8日、定年の63歳に達したが、その後も退官せず現職にとどまっていた。検察庁法は定年を63歳と定めており、延長の規定はなく、異常な事態となっていた。なぜこのようなことが起こったのか。 安倍内閣は本年...論説・視点(2020年07月02日)
- [寄稿]パンデミックに強い地球にしようパンデミックに強い地球にしよう 須田 昭夫(新宿区・須田クリニック) 7都府県に緊急事態宣言が発せられた4月7日以降、自粛要請に応じた中小事業者、団体は、経験したことのない深刻な売上の減少に苦しんでいます。日本の企業の99%以上は中小企業です。休業して売上がなくても、家賃などの固定費として、最低でも40万円前...論説・視点(2020年07月01日)
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[視点]新型コロナウイルス感染の広がりを把握しない行政の不作為新型コロナウイルス感染の広がりを把握しない行政の不作為 はたがやメンタルクリニック 岩田 俊 新型コロナ蔓延は隣国のようには収まらない 隣国、韓国では一定の成果を上げている新型コロナ感染症の制圧ですが、わが国では未だ感染の蔓延がとどまりそうにありません。その被害は医療関係者を直撃し...論説・視点(2020年06月02日)
- [寄稿]新興・再興感染症のリスクが高まった―地球温暖化がもたらす危険―新興・再興感染症のリスクが高まった―地球温暖化がもたらす危険― 須田 昭夫(新宿区・須田クリニック) 世界保健機関(WHO)は2月中旬、今回のCOVID―19の自然宿主は蝙蝠(コウモリ)である可能性が高いと発表した。蝙蝠を食べたり、蝙蝠と接触した動物からの感染も、考えられている。 蝙蝠は、2010年代のエボラ出...論説・視点(2020年05月13日)
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[視点]新型コロナウイルス拡大で露わになったIRカジノの終焉新型コロナウイルス拡大で露わになったIRカジノの終焉 静岡大学 人文社会科学部 教授 鳥畑 与一 新型コロナウイルス感染防止のため、いわゆる「不要不急」の経済活動停止による社会的隔離(ソーシャル・ディスタンス)が世界中で広がっています。パチンコ・パチスロが「優遇」された日本とは異なり海外...論説・視点(2020年05月12日)
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【視点】原発事故から9年を迎えた福島のいま原発事故から9年を迎えた福島のいま 獨協医科大学 国際疫学研究室福島分室長 木村 真三 今回は環境と人の2部構成で福島の「いま」をお伝えいたします。 台風19号による再汚染 2019年10月12日の台風19号は、全国に甚大な被害をもたらしました。特に福島県では、阿武隈...論説・視点(2020年04月02日)
- 【視点】保険証のオンライン資格確認を食い止めよう保険証のオンライン資格確認を食い止めよう 東京保険医協会 副会長 吉田 章 はじめに マイナンバーカードを使い、保険証資格確認をオンラインで行う制度が2021年3月から始まろうとしています。この制度が施行されれば患者側にも医療側にも多大な負担がかかると予想されます。 まず保険者は被保険者番号を個人単位化し、マイナンバー...論説・視点(2020年03月05日)
- 【談話】調査結果から見えてきたもの協会理事 中村 洋一 2019年11月に協会で実施したアンケートの結果から、開業医の働き方が多くの問題を孕んでいることが明らかになった。 診療時間は総じて週40時間だが、書類記載、レセプト業務、労務、医師会業務、研究会など診療外時間も含めると、回答者の約2割が過労死ラインの週60時間、月80時間の残業時間を超えており、高収入な職業の代表...コラム地域医療部(2020年02月13日)
- 【視点】都立・公社病院の「独法化」は医療の後退につながる都立・公社病院の「独法化」は医療の後退につながる 都立病院の充実を求める連絡会 代表委員 氏家 祥夫 都立、公社14病院の「独法化」を突然発表 2019年9月26日に厚労省は、全国の公立・公的病院424病院を「再編・統合の議論が必要」として実名で公表しました。東京でも難病患者の治療を行う都立神経病院、島で唯一の国保町立八丈病院...論説・視点(2020年02月08日)
- 【視点】羽田空港新着陸ルートの危険性羽田空港新着陸ルートの危険性 元日本航空(JAL)機長/航空評論家 杉江 弘 2020年3月末の夏ダイヤから羽田空港への着陸に都心上空を飛行する新ルートが採用されます。 国土交通省(国交省)の説明では、南風時の15時から19時の間の3時間、都心上空を経由して北から進入着陸する方式を導入するとしています。その理由は、海外からの訪日旅...論説・視点(2020年02月05日)