論説・コラム

  • nakamuraコロナ禍での診療を考える① 日常診療で起こっている変化とこれからの課題日常診療で起こっている変化とこれからの課題  (医)中村診療所 中村 洋一  緊急事態宣言が出されて外出自粛、イベント自粛が始まり、最初は高をくくっていた受診抑制は1カ月も過ぎない内に、みるみる患者数の動向に変化が出てきた。昨年と今年の6月を比べると65歳以上では11%の減少だが、それ以下では50%の半減である。国保は24%、社保2...コラム2020年08月06日
  • kitou[視点]待ったなしの気候変動~猛暑・強雨、生活への影響~待ったなしの気候変動~猛暑・強雨、生活への影響~                       鬼頭 昭雄(一般財団法人気象業務支援センター) ①はじめに  2018年7月の日本は記録的な猛暑に襲われた。特に東日本の月平均気温は平年より2・8℃高く、統計開始以来第1位だった。工業化以降の人為起源による二酸化炭素などの温室効果ガスの...論説・視点2020年08月06日
  • [寄稿]新型コロナ感染者 自宅療養の不思議新型コロナ感染者 自宅療養の不思議 吉田 章(練馬区・よしだ内科クリニック)        新型コロナ感染者数がまた増え始めている。緊急事態宣言解除後その傾向は強まったが、解除前も一定数は出ていた。新型コロナ感染症は指定感染症に指定されたため、当初感染判明者は全員入院していたが、入院ベッドが不足し、3月半ばから無症状、軽症...論説・視点2020年08月06日
  • 都議会議事堂2020年都知事選 いのちを守る一票を 医療提供体制の拡充を  新型コロナウイルス感染症(COVID―19)の拡大により、パンデミック発生時の対策が脆弱であり、感染症患者を受け入れるための病床や人員が圧倒的に不足するなど、東京都においても医療提供体制の不備が次々と明らかになった。  国が進めてきた地域医療構想と病床削減を進める医療費削減政策は、コロナ禍で全面的な見直しを迫...論説・視点2020年07月02日
  • 180624_SSS_0047_(1)[視点]日本ではPCR検査がなぜ進まないのか日本ではPCR検査がなぜ進まないのか                       NPO法人医療ガバナンス研究所 理事長 上 昌広 新型コロナ「抑え込み」 日本はアジアでは劣等生  新型コロナウイルスの第一波が収束し、世界各国が検証作業を続けている。安倍首相は「わが国の人口当たりの感染者数や死亡者数は、G7(主要7カ国)、主要先...論説・視点2020年07月02日
  • 竹内真弓先生[寄稿]診察は新型コロナ対応で変化するのか診察は新型コロナ対応で変化するのか 東京都立多摩総合精神保健福祉センター  精神科医  竹内 真弓        今年4月10日から新型コロナウイルス感染症の拡大に際しての時限措置として、初診時においても情報通信機器(電話等)を用いた診療が可能となった。  筆者は精神科医であり身体診察は主ではないため、精神科診察と...論説・視点2020年07月02日
  • [寄稿]検察庁法の改定は三権分立の破壊検察庁法の改定は三権分立の破壊 須田 昭夫(新宿区・須田クリニック)        東京高検の黒川弘務前検事長は本年2月8日、定年の63歳に達したが、その後も退官せず現職にとどまっていた。検察庁法は定年を63歳と定めており、延長の規定はなく、異常な事態となっていた。なぜこのようなことが起こったのか。  安倍内閣は本年...論説・視点2020年07月02日
  • [寄稿]パンデミックに強い地球にしようパンデミックに強い地球にしよう 須田 昭夫(新宿区・須田クリニック)        7都府県に緊急事態宣言が発せられた4月7日以降、自粛要請に応じた中小事業者、団体は、経験したことのない深刻な売上の減少に苦しんでいます。日本の企業の99%以上は中小企業です。休業して売上がなくても、家賃などの固定費として、最低でも40万円前...論説・視点2020年07月01日
  • iwata[視点]新型コロナウイルス感染の広がりを把握しない行政の不作為新型コロナウイルス感染の広がりを把握しない行政の不作為                       はたがやメンタルクリニック 岩田 俊  新型コロナ蔓延は隣国のようには収まらない  隣国、韓国では一定の成果を上げている新型コロナ感染症の制圧ですが、わが国では未だ感染の蔓延がとどまりそうにありません。その被害は医療関係者を直撃し...論説・視点2020年06月02日
  • [寄稿]新興・再興感染症のリスクが高まった―地球温暖化がもたらす危険―新興・再興感染症のリスクが高まった―地球温暖化がもたらす危険― 須田 昭夫(新宿区・須田クリニック)      世界保健機関(WHO)は2月中旬、今回のCOVID―19の自然宿主は蝙蝠(コウモリ)である可能性が高いと発表した。蝙蝠を食べたり、蝙蝠と接触した動物からの感染も、考えられている。  蝙蝠は、2010年代のエボラ出...論説・視点2020年05月13日