論説・コラム

  • 冨田真平弁護士[視点]生活保護基準引き下げ違憲訴訟大阪地裁判決の意義と課題生活保護基準引き下げ違憲訴訟 大阪地裁判決の意義と課題                       きづがわ共同法律事務所 弁護士 冨田 真平   1 はじめに  2021年2月22日、大阪地方裁判所第2民事部(森鍵一裁判長)は、2013年から2015年にかけて段階的に行われた史上最大(平均6・5%、最大10%、総額670...論説・視点2021年06月11日
  • 2018 飯田写真[視点]再生可能エネルギーへの転換を進めるために再生可能エネルギーへの転換を進めるために                       環境エネルギー政策研究所 所長 飯田 哲也    今年は福島第一原発事故(3・11)から10年が経過した。この10年で世界は再生可能エネルギーの飛躍的な拡大が進み、大転換しつつある。ところが日本だけは、その大転換に背を向けて、停滞している。 ...論説・視点2021年05月13日
  • 1607消夏号座談会から寄稿 新型コロナワクチンの特許料免除の要請新型コロナワクチンの特許料免除の要請 須田 昭夫(新宿区・須田クリニック)  WTOのオコンジョイウェアラ事務局長は3月9日、発展途上国で新型コロナワクチンの生産をすすめる緊急措置を呼び掛けた。同氏はナイジェリアの元財務相で、最近まで発展途上国のワクチン普及を目指す国際組織「Gaviワクチンアライアンス」の理事長を務めていた。特許権...論説・視点2021年05月07日
  • _DSF0805[視点]デジタル改革関連法案の目的と危険性デジタル改革関連法案の目的と危険性                       東京南部法律事務所 弁護士 大住 広太   1デジタル監視法案の目的  菅内閣が目玉政策として掲げるデジタル化を強力に推し進めるデジタル改革関連6法案(デジタル監視法案)が国会で審議されています。  デジタル社会形成基本法案第1条に「デジ...論説・視点2021年05月07日
  • IMG_3081[視点]日本のジェンダーギャップと女性の貧困日本のジェンダーギャップと女性の貧困                       ソーシャルワーカー/KAKECOMI代表 鴻巣 麻里香     失業女性に立ちはだかる高い壁―再就職、生保申請  「ないんですね、仕事。本当にないんだ」  意気消沈して、彼女はそう言った。フリーランスのソーシャルワーカーとして活動する...論説・視点2021年04月10日
  • 横堀育子3.11から10年 被災地のこれから3.11から10年 被災地のこれから    東北三協会の役員から、東日本大震災からの10年間を振り返って感じること、今求められる支援などについて、メッセージを寄せていただきました。 目指すは暮らし・コミュニティの復興 宮城県保険医協会 女性部長 横堀 育子   田んぼの中に家の屋根だけが流れ着き、ポールに突き刺さった...コラム2021年03月27日
  • 20210309SS00001[視点]コロナ禍での青少年の自殺を考えるコロナ禍での青少年の自殺を考える                       中央大学人文科学研究所 客員研究員 髙橋 聡美  ■コロナ禍における青少年の自殺者数  2006年に自殺対策基本法が制定され、10数年の間で3万人台だった自殺者数は2万人台にまで減少する中、青少年の自殺者数はここ数年増え続けており、1989年10万人に...論説・視点2021年03月09日
  • [視点]保健所機能の回復を~公衆衛生は国民の権利~保健所機能の回復を~公衆衛生は国民の権利~                       元東京都保健師 佐久間 京子     1はじめに  私は、東京都の保健所で26年働き、2009年には感染症対策係の保健師として、新型インフルエンザの対策業務に従事しました。2013年に東京都を退職しましたが、今回の新型コロナウイルスの...論説・視点2021年01月29日
  • mm20210129SS00003[コロナ禍での診療を考える]⑨コロナ時代に診た患者2名―ラポールの重要さコロナ禍での診療を考える⑨ コロナ時代に診た患者2名ーラポールの重要さ 永寿堂医院 松永 貞一  この1年、全世界をCOVID―19(コロナ)が席巻している。目に見えぬ小さなウイルスのために人々の行動が大幅に制限されているのは、ある意味で悲喜劇である。更に、人々の考え方までが妙に歪曲してしまったように感じるのは、僕だけだろうか?さて...コラム2021年01月29日
  • 於曽能先生写真【これを使う】[コロナ禍での診療を考える]⑧コロナ禍での当院の対応コロナ禍での診療を考える⑧ コロナ禍での当院の対応 おその整形外科 於曽能 正博  COVID―19第1波襲来時、当院では11年前の新型インフル襲来時に準備するも使用しなかった受付の厚手ビニールカーテンおよびPPE(マスク・手袋・ガウン・ヘアキャップ・ゴーグル)を引っ張り出し、職員にも装着させた。マスク・消毒薬・ガウンはすぐになくな...コラム2020年12月23日