論説・コラム

  • 180624_SSS_0047_(1)[視点]日本ではPCR検査がなぜ進まないのか日本ではPCR検査がなぜ進まないのか                       NPO法人医療ガバナンス研究所 理事長 上 昌広 新型コロナ「抑え込み」 日本はアジアでは劣等生  新型コロナウイルスの第一波が収束し、世界各国が検証作業を続けている。安倍首相は「わが国の人口当たりの感染者数や死亡者数は、G7(主要7カ国)、主要先...論説・視点2020年07月02日
  • 竹内真弓先生[寄稿]診察は新型コロナ対応で変化するのか診察は新型コロナ対応で変化するのか 東京都立多摩総合精神保健福祉センター  精神科医  竹内 真弓        今年4月10日から新型コロナウイルス感染症の拡大に際しての時限措置として、初診時においても情報通信機器(電話等)を用いた診療が可能となった。  筆者は精神科医であり身体診察は主ではないため、精神科診察と...論説・視点2020年07月02日
  • [寄稿]検察庁法の改定は三権分立の破壊検察庁法の改定は三権分立の破壊 須田 昭夫(新宿区・須田クリニック)        東京高検の黒川弘務前検事長は本年2月8日、定年の63歳に達したが、その後も退官せず現職にとどまっていた。検察庁法は定年を63歳と定めており、延長の規定はなく、異常な事態となっていた。なぜこのようなことが起こったのか。  安倍内閣は本年...論説・視点2020年07月02日
  • [寄稿]パンデミックに強い地球にしようパンデミックに強い地球にしよう 須田 昭夫(新宿区・須田クリニック)        7都府県に緊急事態宣言が発せられた4月7日以降、自粛要請に応じた中小事業者、団体は、経験したことのない深刻な売上の減少に苦しんでいます。日本の企業の99%以上は中小企業です。休業して売上がなくても、家賃などの固定費として、最低でも40万円前...論説・視点2020年07月01日
  • iwata[視点]新型コロナウイルス感染の広がりを把握しない行政の不作為新型コロナウイルス感染の広がりを把握しない行政の不作為                       はたがやメンタルクリニック 岩田 俊  新型コロナ蔓延は隣国のようには収まらない  隣国、韓国では一定の成果を上げている新型コロナ感染症の制圧ですが、わが国では未だ感染の蔓延がとどまりそうにありません。その被害は医療関係者を直撃し...論説・視点2020年06月02日
  • [寄稿]新興・再興感染症のリスクが高まった―地球温暖化がもたらす危険―新興・再興感染症のリスクが高まった―地球温暖化がもたらす危険― 須田 昭夫(新宿区・須田クリニック)      世界保健機関(WHO)は2月中旬、今回のCOVID―19の自然宿主は蝙蝠(コウモリ)である可能性が高いと発表した。蝙蝠を食べたり、蝙蝠と接触した動物からの感染も、考えられている。  蝙蝠は、2010年代のエボラ出...論説・視点2020年05月13日
  • torihata[視点]新型コロナウイルス拡大で露わになったIRカジノの終焉新型コロナウイルス拡大で露わになったIRカジノの終焉                       静岡大学 人文社会科学部 教授 鳥畑 与一   新型コロナウイルス感染防止のため、いわゆる「不要不急」の経済活動停止による社会的隔離(ソーシャル・ディスタンス)が世界中で広がっています。パチンコ・パチスロが「優遇」された日本とは異なり海外...論説・視点2020年05月12日
  • kimuraaa【視点】原発事故から9年を迎えた福島のいま原発事故から9年を迎えた福島のいま                       獨協医科大学 国際疫学研究室福島分室長 木村 真三     今回は環境と人の2部構成で福島の「いま」をお伝えいたします。 台風19号による再汚染  2019年10月12日の台風19号は、全国に甚大な被害をもたらしました。特に福島県では、阿武隈...論説・視点2020年04月02日
  • 【視点】保険証のオンライン資格確認を食い止めよう保険証のオンライン資格確認を食い止めよう 東京保険医協会 副会長 吉田 章   はじめに  マイナンバーカードを使い、保険証資格確認をオンラインで行う制度が2021年3月から始まろうとしています。この制度が施行されれば患者側にも医療側にも多大な負担がかかると予想されます。  まず保険者は被保険者番号を個人単位化し、マイナンバー...論説・視点2020年03月05日
  • 【談話】調査結果から見えてきたもの協会理事 中村 洋一  2019年11月に協会で実施したアンケートの結果から、開業医の働き方が多くの問題を孕んでいることが明らかになった。  診療時間は総じて週40時間だが、書類記載、レセプト業務、労務、医師会業務、研究会など診療外時間も含めると、回答者の約2割が過労死ラインの週60時間、月80時間の残業時間を超えており、高収入な職業の代表...コラム地域医療部2020年02月13日