論説・コラム
- [視点]コロナ禍での青少年の自殺を考えるコロナ禍での青少年の自殺を考える 中央大学人文科学研究所 客員研究員 髙橋 聡美 ■コロナ禍における青少年の自殺者数 2006年に自殺対策基本法が制定され、10数年の間で3万人台だった自殺者数は2万人台にまで減少する中、青少年の自殺者数はここ数年増え続けており、1989年10万人に...論説・視点(2021年03月09日)
- [視点]保健所機能の回復を~公衆衛生は国民の権利~保健所機能の回復を~公衆衛生は国民の権利~ 元東京都保健師 佐久間 京子 1はじめに 私は、東京都の保健所で26年働き、2009年には感染症対策係の保健師として、新型インフルエンザの対策業務に従事しました。2013年に東京都を退職しましたが、今回の新型コロナウイルスの...論説・視点(2021年01月29日)
- [コロナ禍での診療を考える]⑨コロナ時代に診た患者2名―ラポールの重要さコロナ禍での診療を考える⑨ コロナ時代に診た患者2名ーラポールの重要さ 永寿堂医院 松永 貞一 この1年、全世界をCOVID―19(コロナ)が席巻している。目に見えぬ小さなウイルスのために人々の行動が大幅に制限されているのは、ある意味で悲喜劇である。更に、人々の考え方までが妙に歪曲してしまったように感じるのは、僕だけだろうか?さて...コラム(2021年01月29日)
- [コロナ禍での診療を考える]⑧コロナ禍での当院の対応コロナ禍での診療を考える⑧ コロナ禍での当院の対応 おその整形外科 於曽能 正博 COVID―19第1波襲来時、当院では11年前の新型インフル襲来時に準備するも使用しなかった受付の厚手ビニールカーテンおよびPPE(マスク・手袋・ガウン・ヘアキャップ・ゴーグル)を引っ張り出し、職員にも装着させた。マスク・消毒薬・ガウンはすぐになくな...コラム(2020年12月23日)
- [視点]コロナ禍は米社会の分断を終わらせるか?コロナ禍は米社会の分断を終わらせるか? 京都精華大学 人文学部 総合人文学科専任講師 白井 聡 米国のコロナ対応失敗が物語るもの この原稿を書いている今日(2020年11月3日)は、米大統領選挙の投票日だ。「ドナルド・トランプ氏は敗北を絶対に認めないのではないか」、「...論説・視点(2020年11月26日)
- [シリーズ]コロナ禍での診療を考える⑦コロナ禍での診療を考える⑦ 緊急事態宣言から今日までスタッフ・患者さんと共に 樹のはなクリニック 奈良岡 美惠子 2020年1月中国で原因不明の肺炎患者が出たと報道され他人事のように思っていると、2月になりダイヤモンドプリンセス号での船内感染が連日報道されました。3月になり東京で感染者が急増しはじめ、世田谷区在住の方が大阪のライブ...コラム(2020年11月26日)
- [シリーズ]コロナ禍での診療を考える⑥コロナ禍での診療を考える⑥ コロナは西へ 双葉会診療所 片倉 和彦 田舎の一本道は、普段はすいているのですが、ちょっとなにかあるとばたばたと渋滞してしまいます。当診療所もちょっとなにかあるとばたばたしてしまいます。 昨日はこういうことがありました。新たに発熱した特養の利用者にコロナ抗原検査を施行して、28分後に判定した時に...コラム(2020年11月26日)
- [特別寄稿]新型コロナウイルス受け入れ 最前線からの報告 新型コロナウイルス受け入れ 最前線からの報告 医)直和会 平成立石病院 地域救急医療センター 大桃 丈知 新型コロナウイルス感染症は、今もなお医療業界だけでなく日本経済全体に大きな影を落としている。 思い返すと2019年12月の時点では、まだ対岸の火事だった。当法人は1月末に中国武漢から帰国した邦人の一...論説・視点(2020年11月11日)
- [シリーズ]コロナ禍での診療を考える⑤コロナ禍での診療を考える⑤ 変わりはじめた日常 百合レディスクリニック 丸本 百合子 6月頃までは来院者が激減していたが、9月に入り子宮頚がん検診も始まり、患者さんは戻りつつある。診療所は常に病院との連携が必要だが、5月頃は近隣の基幹病院で相次いで新型コロナの院内感染が発生し、外来の縮小・閉鎖、分娩予約の縮小、手術の延期などの対策...コラム(2020年10月13日)
- [寄稿]原爆と非人道的な政治原爆と非人道的な政治 須田 昭夫(新宿区・須田クリニック) 「広島と長崎への原爆投下は、第2次世界大戦の終結を早め、多くの米兵らの命を救った」とする通説がある。しかし「米国の指導者たちは、原爆を投下する必要がないことを知っていた」とする寄稿が、8月5日の米紙ロサンゼルスタイムズに掲載された。 寄稿は歴史家のガー・アロペロビ...論説・視点(2020年10月07日)